今シーズン、JGPエストニア大会で優勝したグレイシー・ゴールド選手。前から注目されてたんですか?
ノービス時代の注目度や成績…何でも情報教えてください!
「男子もあんな風には跳べないよ」。
全米選手権ジュニア優勝後のインタビューで、彼女の3Lz-3Tを褒めたインタビュアの言葉です。
彼女の過去を知らなくても、彼女の「今」を一目見たら、きっと誰もが注目さぜるをえないでしょう。Goldというお名前も一度聞いたら忘れられませんね。
ノービス時代の最高成績は、2010年全米選手権4位。翌10/11年シーズンは予選のセクショナルで6位となり、全米には出場できませんでした。そのため、今季のジュニアグランプリシリーズへは最終戦の1試合のみの出場となりました。1995年8月17日生れ、現在16歳です。
スケートファンの注目を集めたのは、今季初めからです。
7月から開催された国内試合、Liberty、Skate Detroit、Glacier Fallsに出場して、3Lz-3Tを含む素晴らしいジャンプを次々成功させました(3-3は今季から跳び始めました)。
ジュニアGPSエストニア大会の優勝後は、国際的にも大きく注目されています。
現在の現役女子選手で、3F+3Tと3Lz+3Tを両方跳べ、その両方に大きな加点がつくのは彼女ただ一人です。5種類のジャンプ全て、成功すれば大きな加点が見込める質の高いジャンプ。スピンやステップも平均以上で、全米選手権のフリーではステップを含めて全てレベル4を獲得しています。
動画でしか見ていないのでスケーティングの質はわかりませんが、スケーティングスピードがあり、そのスピードにのったジャンプを跳べるので、PCSのSSはしっかり出ています。しかし、本人もインタビューで、
「私は、ジャンパー。ジャンプが好き。それが全てだった。ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプだった。」
と言っているように、PCSのその他の項目は、まだまだこれからです。すべての要素の質が高いので、意識的に取り組んでいけば伸びていくでしょう。
今年のプログラムは面白いです。まだ無個性な彼女の演技を上手く生かしていてかえって強く印象に残ります。
アメリカのフィギュアスケートファンからの注目度は大変高いので確認しましたら、やはりwikiにページがありました。
こちらでノービス時代の戦績も見られます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Gracie_Gold
アメリカではフィギュアスケート記事で有名なハーシュ氏(シカゴ・トリブューン紙)も取り上げるなど、あまりにも期待が高いため、国際的な試合経験1試合のみの選手に大きく期待してプレッシャーを与えるのは禁物、という声も見ます。
アメリカ女子で、「ジャンプ大好き」と公言して高く大きな高難度ジャンプを次々跳ぶジュニア選手が登場するのは久々だと思います。素晴らしい才能であることは間違いありません。でも、まだ、プレッシャーのかかる国際的な大舞台で滑ったことはありません。期待だけが大きくなっているなかで、どう戦っていくか、ジュニアワールドでの活躍が楽しみです。
冒頭のインタビューです(icenetworkのVideo)。素顔の彼女が見られます。
http://web.icenetwork.com/media/player/mp_tpl_2.jsp?f_id=5784566&fl...
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