フィギュアスケートのコラム3種:どう思いましたか?
田村明子
http://number.bunshun.jp/articles/-/178438/?page=3
青嶋ひろの
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201112120005...
それとすでに一度質問してますが
原真子
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E5E3E7E...
この3人のコラムを読み比べた方、感想はいかがだったでしょうか?できればそれぞれの感想をお聞かせください。
原さんのコラム
訃報の第一報からスポーツ各紙が数時間かけて記事を出す中、訃報直後に
発表されたのがコレでした。
「タラソワの力が必要なの。」というお母様の発言もキムに対抗したものに
なってますが、浅田が憧れ続けたタラソワにお願いする経緯を知るファンには
歪曲以外のなにものでも無いことが分かります。
前回OPより、芸術家タラソワ=勝てないプログラムと言われていましたし
自分にできる最高のモノで勝負したいとこだわる浅田が、勝ちにこだわらない
姿勢にとられ逆に世間ではかなり叩かれもしました。
そんな中も娘の求めるものを後押しするお母様の気持ちが伝わる言葉だと思う
のですが、コーチに付くのがオーサーに対抗とはムチャクチャ過ぎですよね。
試合でリンクに見に行かないのも、そもそもは直前練習でお母様に気付いて
家で見せるようなホッとした笑顔を見せた浅田がその試合結果が出せなかった
からです。お母様が緊張を途切れさせてはいけないと自らやめられたんです。
ところが、ここでは反抗した浅田に「拒否された」となっています。
他にもいろいろ引っかかる内容で、没後に「親しい記者?」としてこの内容が
独り歩きし、真実だと勘違いする人が増えることが恐ろしいです。
「さらなる高みへ」との食い違いも多く、ちょっとビックリするコラムです。
田村明子
「浅田匡子さんへ届けと渾身の滑り。」というタイトルに引きました。選手に対して失礼です。誰もそんな人、いないでしょう。近頃亡くなった自分の母を思って滑ったとかなら理解できますが。
内容も感情論が先行して、何故チャン選手が優勝したのか?を全く解説せず「カナダだから」と結論付けているのは、お粗末です。
青嶋ひろの
羽生選手、高橋選手に焦点を当て、コメントの取り上げ方も適切で分かりやすい記事でした。海外の選手のことにキチンと触れていたのも良かったですし。高橋選手の同じコメントに対する受け止め方の違いも、興味深かったです。
原真子
これは、感想を述べる必要がないですね。記事にする必要もない。…というのが感想です。
読み比べ質問・・・となると、内容というより執筆者の比較が重点でしょうかね。
田村さんは、平素から公平な視点を保って説得的な文章を書かれる方で、扇情的な雑誌記事とは一線を画したストイックな記事を読ませてくれます。著書も、この分野ではピカイチ。もし彼女が普段からそうでなかったら、または彼女がそういう物書きだということを読者が知らなかったら、日本贔屓のイタい記事と思われなけないところまで一歩踏み込んだ記述がありますね。珍しいと思い、でもちょっと頼もしく思いました。
青嶋さんは、知恵袋でもその記事が散々叩かれ、媒体を変えざるを得ない状況にまで追いやられたようです。その原因は、不必要なレトリックにあると感じます。駆け出しの物書きが陥りがちな、記事に内容以上の価値を与えようと駆使する無駄な修辞。「日本勢二人は、フリーでさらに素晴らしい演技を披露してしまった」など、本筋と無関係に余計なところでいちいち引っかかる。選手にスポットライトを当てる記事なのだから、書き手である自分を良く見せたい、賢く見せたい、偉く見せたい、そういう衝動は抑えてほしいものです。記事の視点や本筋はそこまで悪くないのに。今回も、内容面では十分水準に達していると思いますよ。ただね・・・
原さんは、けっこう踏み込んだ記事を書く人で、高橋選手の本などざっくばらんで面白いです。が、しかし、今回は踏み込む方向が違うのでは・・・と。匡子さんとの会話など、メディアに載ることはないだろうとの信頼関係のもとで友人として交わした発言でしょうし、ましてや時期が時期ですからね。匡子さんとの親密な関係ゆえ、かえって距離感がつかめなくなるのかもしれませんが、一読者としては正直不愉快でした。
田村明子さんのこのページ冒頭はさすがに高橋選手に失礼かと・・・・・。
いくらなんでもあれで開催国が日本なら高橋が優勝というのは、高橋選手のミスの内容を見れば言うことは出来ないと思うし、そう言われた側の選手は、それはないだろと苦笑いしか出ないでしょう。
あくまで高橋選手はNHK杯で出た自分の点があまりに高かったため謙遜していただけで、この理論は選手を遠まわしに「開催国がカナダだったから、実力が出せなくてミスしたんだよね」と言ってるように見えてしかたないです。
全体的に感情論でしかないコラムだったなと思います。
青島さんのは、部分的に共感できる部分も多く、選手のコメントも納得するものばかりで良かったです。
思えばパトリック・チャンがいたからこそ今の高橋もいるわけで、彼がいなければ引退していたかもしれない。
まわりは色々と言う人がいますが、選手たちは刺激されあい、一生懸命上を目指しているし、今のこのルールの中で勝つための努力をしていると思います。私たちが見えてないことが選手同士ではたくさん見えているのだと思わされました。
原さんのはちょっと言わなくていいことまで書いてるので感想は差し控えたいです。
どれも、良い記事だと思いました。
選手の生の声を、広く知らしめる必要はなくて、こんなふうに、丁寧にていねいにひろって関心がある人の目に留まる、そんな感じです。
じっくり読んだのですが、一つ一つ記憶できない(^_^;)。
中国杯後の羽生選手の「勝とうと言う気持ちが足りなかった。ファイナルに行くためには次は勝ちます」と言う、有言実行の言葉がやはり頼もしい。
「自分はジャンプミス一つ、パトリックは三つの上、ほかにも躓きがあった。しかし、勝てなかった云々」という、テレビなど、大きな報道では控える本音もちらっと伺えて興味深かったです。バックグラウンドでチャン選手の点数を待つ高橋選手の顔に、「優勝来たな」という表情をはっきりと見て取れていたので、やはりそうだよねと。
田村明子さんについて
〉開催国が日本なら高橋選手が優勝…
ケチつけるつもりはないんですが、コンボが抜けたあのショートでそれはないかと。4回転二度失敗してますが回りきってからの失敗と判定されてますからね。後半のジャンプでも点稼いでましたし。
青嶋ひろのさんについて
羽生選手
>僕が60メートルを四歩で進むなら彼は二歩で進む。並んで滑りたくない。
こでは八百長だのなんだの言われてますが、選手は彼の凄さをちゃんとわかってるんだなぁと思いました。
率直な意見を述べます。
一番下は大変読みづらい。複数の話を考えもせずただ並べただけ。
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